四国百名山　我拝師山　に行った時のお話

我拝師山は空海が幼い頃、捨身の行を行った山と言い伝えられており、弥生時代から霊山として崇められ空海修行の地としても信仰の対象となったそうです。それならば、是非空海が飛び降りた場所へ行ってみたいと、出釈迦寺をスタート→空海が身を投げた奥の院の『捨身が嶽』→我拝師山山頂をピストンしてきました。

まずは四国八十八ヶ所第73番札所『出釈迦寺』でお参りをしてから出発します。お寺の横を通り、しばらく舗装された坂道を登ります。出釈迦寺は紫陽花スポットとしても有名で、奥の院までたくさんの紫陽花を楽しむことが出来ます。

登り続けること1時間、ようやく奥の院が見えてきますがその前にすぐ横の中山へちょっと寄り道します。
何故なら、中山登山道の途中に我拝師山を展望できる絶景スポットがあるからです。目の前にそびえ立つ我拝師山は迫力満点。この写真を撮るために中山に登る人も多いそう。

山中山頂まできたら下山し、次は奥の院に向かいます。我拝師山と中山の鞍部に立つ山門をくぐり、石畳の坂を登るとすぐに奥の院に到着します。『天空の鐘』と呼ばれる鐘や、金色に輝く釋迦如來像が目を引きます。本堂にお参りをしたらついに空海修行の地へ。

本殿下の御行場入り口を通り抜けると、ほぼ断崖絶壁の岩場が現れます。この急斜面な岩場を登って捨身ヶ嶽までいくのですが、まさに参拝者の修行場です。鎖がしっかり設置されていて慎重に登れば問題ないのですが、足場はかなり狭くつま先だけで登らないといけない所も多いので登山靴必須です。

対向者に注意しながら黙黙と岩を登ること15分。ついに空海が飛び降りた『捨身ヶ嶽』に到着しました！とりあえず崖から下を覗いてみましたが、修行のためにこんな所から飛び降りるなんて私には到底無理だと思いました。

ここまで来れば山頂までもうすぐ。10分ほどで我拝師山山頂に辿り着くことが出来ました。山頂は見晴らしがいいわけではなく、軽く休憩を取り息を整えてから下山しました。下山後はスタート地の出釈迦寺で「無事帰ってこられました。ありがとうございます」とお礼のお参りをしました。

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